■4月26日
自宅→小千谷（約450km）
今年もなんとか1週間ほどは出れることになりました。後半は混みそうだしちょうどよかったかも♪とか調子に乗っていたら天気予報がどんどん悪化していきます。
出発予定の土曜日は雨風が強く大荒れとの予報。うーん。風は絶対いや。しかも今回はETCの恩恵目当てでCBRの予定です。無理はしたくないので出発を一日延ばすことにしました。が、日曜日も雨。さらに月曜日もいまいち。雨だからとどんどん延期していたら行きたい東北にいけなくなってしまうので無理やり日曜日に出発することにしました。
（キャンプ道具がなければ１週間でも荷物はこれだけで十分）
今回はCBR＝キャンプなし＝初日の宿予約済みなので出ないわけにはいきません。
いい天気ではないけど雨も降らず青空も見えるくらいで途中は快適に高速をすすみます。車の量は多いけど渋滞するほどでもなくSAなどもまだ我慢できる程度の混み具合。
でも新潟が近づくにつれて避けられない雨の気配に早めに雨装備にします。
県境あたりでいよいよ雨。しょぼしょぼ降るくらいならまだしも本格的に降ってきます。しかも風！強風どころか暴風です。走っていると車体は横に流されるし、前方を見ると強まった雨が路面で風に巻き上げられるのが見えます。雨は我慢できても風は我慢できません。我慢できなくても進むしかないんだけど、トラックや車に追い越されるたびに本気で命の危険を感じます。後で考えると多分１時間弱くらいの時間だったと思うんだけど、この日１日分の記憶がほぼこれだけになってしまうような恐怖でした。
（一時はこんな空も見えたのに…(T_T)）
こんなに怖い思いをするなら高速を降りた方がいいかもしれないと思ったんだけど、これもまた大間違い。結局そんなに手前で降りたわけではないけど、予定より１つ手前で降りてもやはり強風。下道では高速と違う恐怖が待ってました。
信号です。これは足がべったりつくバイクに乗ってる人にはわからないかもしれないけど、片足つま先でバイクを支えてる身には耐え難い怖さです。必死でバイクを立ててるのに横から押し倒そうとぐいぐい押されてるような感じ。しかもその突風がいつ吹くかわからない。怖いのでなるべく縁石によってそこに足を付くようにしてたけどそれでも怖い。右折の時には待っている間に足だけではなく腕も震えてくる程で、途中で温泉にでも寄っていこうかなどという考えは跡形もなく吹き飛ばされました。信号で止まるのが怖くて赤信号を突っ切ろうかと思いながらようやく小千谷ユース到着。走った距離より最後の風でへとへとでした。
ユース到着もチェックイン時間より少し早めだったけどとてもどこかに行く気にはなれず玄関先で待って時間になったところでチェックイン。「大変だったわね〜」とねぎらってもらいます。いや、ほんとに大変だったんです（涙）
荷物を部屋に下ろしてようやく一息。ファンヒーターをつけないと寒いくらいです。
（古民家を利用したユースは太い梁もいい雰囲気でした）
お風呂に入ってようやく人心地ついて、ほっとしたのでぴろちゃんにメールしてみました。このユース、だいぶ前にぴろちゃんが好きだと言っていたのをなんとなく覚えていて、今回最初の宿に決めたのです。メールしてどうしようっていうわけじゃないんだけどなんとなくね。ところがこのメールのおかげで翌日の予定が決まりました。通る予定だった只見の少し先に大塩温泉という温泉があって、この時期しか入れない露天風呂のある民宿があるとか。明日も天気がいまいちだし、今日へとへとになったのでのんびり移動して温泉つかってぐだぐだしたい！決定！温泉通には有名らしいけど、カレンダーでは平日だから行けるかも。と即電話。予約とれました！ラッキー♪ぴろちゃん、ありがとう！
（おいしい晩御飯！）
すっかりご機嫌になって晩ご飯です。夕食おいしかった！ユースってハズレのところの食事はひどいけど、アタリのところは同じ値段で外食では食べれないくらい充実してるんだよね。小千谷ユースはまさにアタリでした。
9時からティータイムだというのでいってみました。と言ってもこの日の宿泊者は私だけなのでペアレントさんと私だけなんだけどね（^^;
明日は大塩温泉に行くといったらペアレントさんにもすごくうらやましがられました。結構近いのに行ったことがないんだとか。かえって近い方が行く機会少ないのかもね。ユースで宿泊者一人はちょっと寂しい感じだけどその分ゆっくりできたし、地元の話なんかもたくさん聞けてこれはこれでよかったです。いつもツーリングって通り過ぎちゃうだけのことが多いんだよね。そろそろゆっくりした旅もいいかな。＜400km以上走っちゃったけど（^^;