２日（走行距離約100km）
眠ってるのかぐったりしてるのかわからないまま２時間近く遅れて那覇到着です。
ああ、揺れない地面ってスバラシイ。
（那覇港到着の前。この青空が続いてくれることを祈るのみ･･･）
結局前日のお昼過ぎから何も口にしていないので、いきなり朝は大奮発です。
北海道なら釧路の和商市場という感じの那覇の牧志市場へ。ここでは市場で選んだ魚を食堂で調理してくれます。相変わらずベタですねー＜私
市場がある市場通りをふらふら歩いていたんだけど、この雰囲気はなんというか・・・「アメ横だよ、アメ横！」そうそう（^^; そばにいた人が言ってたそのとおりの感じ。名古屋なら大須。ウィッグというよりカツラの売ってるお店ではなぜかおばあさんの顔のマネキンがいたり、ウェディングドレスはここじゃ買わないよなーというよりな店構えの中にドレスが飾ってあったりと怪しい雰囲気です。
船酔いはおさまったものの、まだまだぐったりしてる私、和商市場なみのおばちゃんの勢いに押されてほとんどなすがまま（値段だけはおさえてもらったけど）。
なんかこれが誘拐犯だったらそのまま誘拐されそうだとかわけのわからないことを思いながら（おばちゃんが）選んだ魚を調理してくれるお店へ連れていかれました。
とにかくおいしい刺身が食べたかったのでそういう内容で魚を選んでもらいました。で、こちら！すごい！！しかし多すぎでは？（^^;
少し不安を感じたものの気づかないフリで食べてるとお次はグルクンのから揚げ。これもおいしい！と思ってるうちに今度はあんかけ。うーん、やっぱりやばい。これはどう考えても一人分の量じゃない･･･ことには目をつぶって、満腹中枢が察知する前に完食しちゃいました。こういうことしてるから（以下略）
十分満足したところで観光にでかけます。今日は本島南部の観光です。と思ってたらダンナさんからのメールで沖縄が今日から梅雨入りしたととのこと。ええええ！梅雨！？早すぎだって！聞かなきゃよかった。。。。
とにかく今日はもってくれますように。
祈りつつ出発。まずはひめゆりの塔へ。
沖縄には前からずっと来たかったし、南国っぽい景色や雰囲気への憧れもあるけど、それだけではこの土地に入ってはいけない気がしてたのです。この土地の歴史、今も抱えてるいろんな問題。短い滞在期間の観光客に全てわかるわけではないけど、知ろうとしないことと理解しきれないのでは違うはず。他にも方法はあると思うけど、私にとってこのツーリングの最初はひめゆりの塔と決めていたのです。
ようやく渋滞区間を抜けて快適なペースで走っていると喜屋武岬の看板発見。どうしようかと思ったけど寄ってみることにしました。本当にこっちなのかと思うような田んぼ道を標識通りにすすみ、いよいよ怪しい草がうっそうと生い茂った細い道を入ったところに展望所がありました。
わー！きれい！雨ばっかりでこんな景色は見れないかと思っていただけにちょっとうれしかったです。
来てよかった。ここも悲しい歴史の土地だけど。
（喜屋武岬）
少し休憩してひめゆりの塔へ出発。お土産物屋さんがたくさんあって、駐車場係っぽい人がしきりに誘導しています。ここ入ったらお土産買わないといけないのかな。ちょっと気になったけど駐車場のすみに誘導されてバイクを停めます。
実はこの時点で少し熱中症っぽい症状が出てたのです。アクエリアスで水分補給。そこまで暑くはないと思うんだけど、微妙に頭が痛いです。気をつけてないと。
少しお土産物屋さんの中で涼んでからひめゆりの塔平和記念資料館へ。献花台があってそばでお花を売ってました。入り口付近なのでみんなが買っていきます。こういうのって偽善っぽいかなとかちょっと思うけどなんとなく買ってしまいました。献花台で手を合わせてから資料館へ。
戦争は悪い。何をどうしたってそんなの変わらない。広島で受けたほどの衝撃は受けなかったけど、やはりここでも同じことを感じました。でも当時のひめゆり部隊の生き残りの方の実際のお話は聞くには辛すぎて長く聞いていられませんでした。印象的だったのはこの資料館は案外こじんまりしたものなのに訪れる人の多かったこと。記憶では広島よりたくさん、熱心な人が多かったように思いました。
一通り見終わってまたお土産屋さんで涼んでから出発。何も買い物してないけど特に文句は言われませんでした。
さて次はおきなわワールドです。
他のものはどうでもいいけど玉泉洞が見たいのです。鍾乳洞ってなんか好き。岩手の龍泉洞ほどは期待していなかったけどなんだかすごいのがあるみたいだし。
真夏並みの暑さと湿度（梅雨のせい？）で鍾乳洞だったら涼しいだろうと思ったらここは結構気温が高く（真夏ならひんやり感じるらしい）湿度も高いため涼むというほどでもありませんでした。
しかもこの入り口で有無を言わさず民族衣装のお姉さんに両側を挟まれて写真を撮られます。もちろん出口で売りつけられるのはわかってるし買うつもりもないので、勘弁してほしかったんだけど断る間もなくっていう感じでした。なんかこういうの、一人で撮られるって恥ずかしいです（^^;
鍾乳石ってすごいよね。１年で1mmしか伸びないんだっけ。だから折らないで下さいってあちこちに書いてあるけど、人が通るための通路の天井の鍾乳石は明らかに切り取られてます。確かにそのままじゃ通れないから観光客を呼べないのはわかるけど、なんだかな。自分も観光してるからどうこう言える資格もないと思うけど。。。
マウスオーバーで文字が出ます
突っ込みたくなるような名前をつけてある鍾乳石を見ながらメインの「黄金の杯」へ。おお〜。確かにすごい！圧巻。写真も撮るけど写真では撮りきれない。
ついでに青の泉（？）というのもあったけど、これはやっぱり龍泉洞にはかないません。龍泉洞にもまたいきたい。
鍾乳洞が終わるとなんとエスカレーターがついています。沖縄の観光地って観光客に優しいです（^^;
ぴ〜ちさんのレポで読んだとおり次々とお土産物屋さんがでてきてあれやこれやと勧誘もあるけどほとんど素通り。ちょうど沖縄舞踊のショーみたいなのもあったのでしばらく見学。うわ〜、この暑いのにあの獅子に入ってる人、よくやるなぁ。しばらく見学してから暑いので、また土産物屋の中へ避難します。
ヘビ館みたいなのがあってちょっとみたい気もしたけど、そこに入るには別料金がいるのでやめました。昔の香嵐渓ヘビセンターを思い出す雰囲気でした（知ってる？）。しかししつこいくらい「トリビアの泉で紹介された「ハブとマングースのその後はこちら！」」っていう看板はどうかと思う（^^;
雨は大丈夫そうだけど疲れ気味。やっぱり頭痛もしてる気がする。少し早いような気がするけど宿に向かうつもりで出発。が斎場御嶽の表示を見てなんとなく寄り道。行くつもりはなかったけどなかなかよかったです。
今日は春海YHです。沖縄本島にはユースは２つ。２泊分の宿泊券があるのでせっかくだから両方泊まるつもりで収容数の少ないほうを1泊目にしました。GWだしいっぱいかと思ったら案外あっさり予約できたので行ってみたらなるほど、がらがらです（^^;
もしかして自分だけじゃないかと思ったけど、さすがに合計１０人くらいはいました。でも私の部屋は一人だけ。
（斎場御嶽。岩の向こうに人がいるの見える？すごく大きな岩なのです）
YHについた時点で頭痛は我慢の限界超えてました。とにかく汗が気持ち悪いのでシャワーを浴びて（ここもシャワーのみ）食欲はないけど薬を飲むためにコンビニのおにぎりを1個。頭痛薬を飲んで少し横になります。
しばらくそうしてうとうとしていたら薬が効いてきたようでようやくラクになりました。
１階のロビーに地図を持ち込み明日の予定を考えます。宿泊はもう一つの国際YHに決定。ところで最終日は本部から船に乗るのに那覇から朝走るのはちょっときついです。名護あたりで宿を探したほうがよさそう。けど何も考えてなかったからなぁ。どうしよう･･･。
困ったときの友達頼み（^^;
今回ユースのフェリーパックを教えてくれたぴろちゃんに名護の安宿を知らないかメールしてみました。ぴろちゃんって情報通だしもしかして知ってるかも。期待していたらなんとわざわざ調べていくつか教えてくれました。その中の宿、「海と風の宿」に電話したところOKとのこと。よかったよかった。
ロビーで公衆電話から電話していたのを聞いていたおじさん、話をしてみると自転車であちこちまわってるとのこと。私の電話を聞いていたらしくもう一つのユースはどんな風なのか細かく聞いてきます。その人は既に４，５泊こっちのYHに泊まってるということだったけど、私が「せっかく二つあって二泊するので両方泊まろうかと思って」と言ったら「それもそうだ！」といきなり明日は国際YHに泊まることに変更（^^; さっき連泊だと荷物そのままでラクって言ってたのになー。ま、いっか。
明日の予定と天気予報をにらめっこして悩んでいると自転車おじさん曰く「次なんてあるって思っちゃだめだよ」とのこと。
せっかく来たんだからっていうのともちょっと違って、もうこれが最後、行きたいところは今行くって思って行かないとっていう意味らしいです。
私は今まで行き残したところがあっても次の楽しみになるからいいやって思ってたけど、そういう考え方もあるんだね。こうやって全然違う考え方聞くのもおもしろいです。
ここで名護の宿を予約したのはいいけど、場所がイマイチわからないのでユースの１時間１００円のインターネットで調べることにしました。Mac使ったことないけどわかるかなーと思いつつ電源ON。PCの起動もブラウザの起動も問題ないし、日本語への切り替えもできたけど・・・・・あれー？漢字変換しないのはなぜ？（^^;
確か前はできたのになーと思いつつ、少し努力するけど時間の無駄なのでペアレントさんに聞いてみます。しかしペアレントさんも首をひねってます。えええええ〜。あちこち見てみたけどやはりわからず。そこに外から帰ってきた若いカップルがいたのでちょっと聞いてみます。快く見てくれたのはいいけど、どれだけやっても直りません。時間制限もあるしもういいやと思ったのだけど、あんまり一生懸命あちこち見てるのでやめてくれとも言えません（^^;
そうこうしてるうちにタイムオーバー。ええええ〜。１００円だけどさー。なんか納得がいかないものがあるけどまぁいいか。
この日もへとへとなので早めに就寝。おやすみなさい。
