翌朝外を見るとやっぱり曇り空。路面はぬれていても雨は降ってないみたい。でもこれだけ路面がぬれてると跳ね返りでGパンが汚れそう。カッパ着ていったほうがいいかなぁ。悩みつつユースで朝食。
今日は北部をたくさん走る予定にしていたので、朝食前にはパッキングもすませ食べたらすぐ出発です。出発する頃には路面もだいぶ乾いてきてます。よかった。
（道の駅おおぎみの前のビーチ）
まずは西海岸を北上。特にどこに行くという予定はないので海岸を眺めつつ時々お土産物屋さんに寄りながらどんどん北上します。
海はきれいなエメラルドグリーン。日が差してないのにきれいな色。これが日が差したらもっときれいなのかな。全部の海を見てないけど、私が見た沖縄の海はきれいな緑色でした。隠岐の島の海が濃い青だったのとはまた違ってきれい。海の色ってどうしてこんなに変わるんだろう。
しかし昨日もそうだけど道が混んでいます。メインのR58を走っているせいか名護に入った頃にはすり抜けしなければ進めない状態です。うーん、混むなぁ。しかも地元の人か観光客かわからないけどスクーターの走りっぷりはすごいです。これもぴ〜ちさんのレポ通り。車は割りとのんきに走ってるのにスクーターは名古屋並というかそれ以上？
（鉄砲ユリの群生。その向こうに海）
それでも名護を過ぎると渋滞もなくなり快適に流れます。やっぱり先端、辺戸岬まで。北上するにしたがって車は減ってきたけど、岬は観光地らしく駐車場はそれなりに混んでました。ちょうどバイクを停めたすぐ横に鉄砲ユリがたくさん咲いててすごくきれい。花の中で写真を撮る家族連れもいます。私も数枚写真を撮って岬の方へ。ほんと沖縄の観光地って駐車場から近いしラクだわ〜。なかなか景色のいいところだったけどのんびりしてるうちに雨がぽつぽつ降り出します。いかん、雨雲に追いつかれた！進行方向は明るく見えたのでカッパも着ずに無理やり出発。少し飛ばして走ります。少しの間降られたけどそれほど濡れないうちに雨が上がりました。ラッキー。
東海岸も景色がいいのだけど、どうやら本格的に雨雲が覆ってきました。今度の雲は一瞬ぱらついたら終わりという感じではなさそう。様子を見ながら走ってたけどついにぽつぽつ降り出しました。今回の雨はさっきとは違うはず。即座に路肩にバイクをとめてカッパもブーツカバーも着こみます。
嫌な予感通りその後はぽつぽつだけどずっと雨。せっかく景色がいいのになー。
でも海はやはりきれいなグリーンです。曇っててもきれいに見えるって不思議。
雨だと休憩も面倒でひたすら走り続けます。
（辺戸岬。なかなかの景観。晴れていれば与論島が見えるとか。もちろんこの日は全然見えず･･･）
それにしても進むに従って雨がひどくなる感じ。なんとなく西の方が明るいけど、ほとんど意地になって東海岸をすすみます。
そう言えば天気がよければ行こうと思った海中道路、どうしよう。
迷ったもののまだ時間があるので向かってみました。が、そっちへ進めば進むだけ真っ黒な雲に覆われてるじゃありませんか。うーん、これは挑戦か？うけてやるーーーー！！！
降られ続けてやけになったか、雨雲の下に突っ込んでいきます。当然結果は惨敗（^^;
久々にカッパを着てるのに雨が痛いっていうのを経験しました。
もちろん海中道路は海と空の境目もわからないほどの雨で晴れてたらきれいなんだろうなーと想像だけして引き返してきました。写真もなし。ひどい雨でしたがそこから那覇へ向かうにつれてだんだん天気は回復し、那覇市内では青空まで見えました。おそいって。
（国際YHの近くにあるお店。ご飯屋さんらしい。ユースの人も他の人に場所を説明するのに
「不思議な建物がありますから･･･」って言ってました（^^;）
今日の国際YHはすごく立派なホテルみたいなところだという話。どんなところかと思ったら本当にすごかったです。
まずはフロント（ほんとにフロント）で受付。相部屋だけど鍵が個人個人にあります。いろいろ説明を聞いてエレベーターで部屋へ。まだ誰もいないみたいです。
濡れたカッパは洗濯物を干せるようになっている屋上の屋根付きの場所に干して他の濡れたものも片付けます。一息ついて買い物に出発。今晩は外で何か食べる予定。お土産類もまとめて買って宅急便で送ります。
それにしてもすごい人で、通りに面したお店は既に待ってる人の行列です。さすがに一人で並ぶ気にもならないし、通りを一本入った居酒屋というか大衆食堂という感じのお店に入ってみました。割と地味なところにある割にはお客さんがいっぱい、中では三線のライブ中です。うわー、すごいなー。なんか盛り上がってる。ライブといっても店の片隅に椅子に座って演奏してるっていう感じだけど結構な迫力。
割合のんびりしてからお店を後にします。
（あちこちの道路沿いにつつじのように植えられているハイビスカス（だよね？））
お店の並んだ場所を過ぎると大通りとはいえ、人はあまり歩いていません。広い歩道に高校生くらいの男の子が５，６人たまってます。町はどこでも同じだね。別に柄が悪いというほどでもないので怖くはなかったけど、横を通り過ぎると後ろから口笛と「遊ぼうよ〜」との声。うーん、他に人通りはないし私に言ってるのか？君らが声かけてるのは君らの倍くらい生きてるおばさんだってわかってるかなー。とりあえず無視してユースに戻ります。途中花火があがってるのを見れました。なんの花火だかはわかりません（笑）
宿に戻ると部屋のある４階のシーサー広場（屋外にベンチが置いてある喫煙所）に見知った顔がいます。行きのフェリーで一緒だった尼崎のおじさんです。荷物をおいてからのぞいてみるとやっぱりそうでした。北海道からの飛行機＆レンタルスクーターのお兄さんと軽く宴会してます。合流させてもらっていると昨日のユースで一緒だった自転車おじさんもやってきました。
少し話してたけど、お風呂に入りたかったのでしばし退散。説明書きに大浴場と書いてあって行ったら確かに広かったです。ユースとしてはかなりの広さ。そう言えばこのツーリングに出てから湯船に入るの初めてです。うわー、なんかうれしー。大きいお風呂っていいな〜。
（ユースの部屋。天井も高くてすごくきれい。結局一人ではなく他に若そうな（顔見てない）女の子が二人いました。
夜間外出OKのせいか１２時過ぎに帰ってきてました）
すっかり満喫して部屋に戻り洗濯物を片付けてシーサー広場（このネーミングもどうよ？）へ。
おじさん達はまだ宴会中。といってもほとんど飲んでないみたいだったけど。つまんでいた海ぶどうを少し頂きつつ、全然沖縄らしくない缶チューハイを飲みながら話してるとなんと今日は昼過ぎからずっと降られ続けた私と同じルートを逆周りした尼崎のおじさん、ほとんど降られなかったとのこと。うそだーーー！！ショック(>_<)
逆周りはまったく考えなかったからなぁ。え〜〜〜。そんなことありか･･･。
まぁ過ぎてしまったものは仕方ありません。
消灯時間までちびちび飲みつつ旅の話をして就寝。おやすみなさい。
３日（走行距離約300km）